発起人の言葉

私は1995年の阪神淡路大震災の被災者です。

実家のある神戸の灘区で震災に遭いました。
震災後、友人知人を亡くし、変わり果てた神戸の姿を目の当たりにした時には、
心が折れてしまいそうでした。
食料も水も電気もガスもない状態で、続く地震に震えながら、
家族と寄り添って過ごしたものです。

神戸の震災直後は皆、それでも気が張っていて、
絶望の縁に立ちながらも、精一杯生きていました。
生きることに無我夢中でした。
でも時間が過ぎ、街から瓦礫が姿を消し出す頃になると、
何故か心の中にぽっかりと穴が開きました。
お腹がすけば、食べれば満たされるでしょう。
のどが渇けば、水を飲めば満たされるでしょう。
倒れた家も、もう一度建てることができるでしょう。
でも、心に開いた穴は何で埋めればいいのでしょう。

あの時、私たちの心を大きく支えたのは、
やはり人の心であり、優しさであり、思いでした。
世界から届く沢山のあったかいメッセージでした。
「祈っています」という声でした。
あぁ、世界のどこかに、私たちを思ってくれている人がいるんだと、
私たちは強くなれました。
あの時、日本中、世界中の方が助けて下さり、励まして下さったからこそ、
神戸は立ち上がり、復興できたんです。
人は、支え合わなければいけないんだと、私たち神戸の人間は皆様に教えて頂きました。

私は、自分がして頂いて嬉しかったこと、励まされたことを
皆さんと一緒に形にしていきたいと思っています。
私たちの祈りを、共に被災地に届けましょう。

こころ

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1 Response to 発起人の言葉

  1. 山口 章 says:

    ルース大使のtwitterで知りました
    同じ志の方と巡り合えて本当に幸せです。

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